2014年4月30日水曜日

映画「折れた矢」

ネタバレになってしまうかも知れませんのでラストを知りたくない方は読まないでくださいね。
っていうほど長い感想は書きませんけれど。







まあ、やりきれない気分になりますよね。
この辺がハリウッド映画とは違うところです。
現実は厳しい。
韓国にとっては特にそうなんでしょうね。

粋な計らい、とかはなく。
突然正義に目覚める、と言う奇跡も起きないんだな。

それでも強く生きていくしかない。
真実や正義はどこにあるのだろう。
自分の心の中にあればいいというのか。

国家や権力によって、最低限保障されるべき人権を踏みにじられる。
そんなことが現実に起きていることに目を背けてはいけない。
結果として裁判に勝てなかったとしても、本当の真実が曲がるわけではないのだから。
その真実を訴え続けるしかない。

しかし、それは容易いことではなく。
果たして、それだけで人生の大半を費やしてしまって良いのか。

とはいえ、無実の罪を着せられたまま、どうやって正々堂々と生きていくことが出来るだろう。
分かってくれる人だけが分かってくれれば良い、と割り切るしかないのだろうか。

心というのは案外嘘をつくことが出来ないものだと私は思う。
嘘をつく心は、あっという間に病んでいく。

本当は納得していないのに、納得している振りをすることは、自分の心に嘘をつくことになるだろう。
そうしたらやはり、一生掛かっても自分の無実を訴え続けるしかないのだろうか。

例えば、美しい景色を見たり、
美しい音楽を聴いたり、
美しい絵を見たり

楽しい会話をしたり
友と笑いあったり

1度濡れ衣を着せられてしまったら、
そんな穏やかな時間はやってこないのだろうか。

ひたすらに六法全書を見続けて終わる一生。
あまりにも虚しくないだろうか。

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